ハイデルベルクの宮廷薬剤師フィリップ・シュテファン・シュプレンガー（Philipp Stefan Sprenger、1536年頃-1608年以前に死去）が、16世紀後半に作った「医療の庭（Hortus Medicus）」と名付けられた薬草園は当時から国を越えて知られていました。

2019年にオープンしたドイツ薬事博物館の薬草園の植栽は、歴史的な植物書、特にシュプレンガー自身が記した目録に基づいており、400年前にハイデルベルクに存在した「医療の庭」に存在した植物を栽培しています。ガイドツアーでは、様々な薬用植物が当時どのように理解され、処方されたかを説明します。さらに庭園からはネッカー渓谷の素晴らしい景色を楽しむことができます。

この庭園はハイデルベルク城内の一般公開されていない場所にあり、見学はガイドツアーでのみ可能で、毎年6月上旬から10月末までの日程で予約することができます。

日本語ガイドツアー
館内で歴史的な医療の考え方を聞いたあと、薬草の見学と説明
所要時間：〜90分
費用：25名まで150ユーロ（別途でハイデルベルク城の入場料がかかります）