博物館の歴史
ミュンヘンからハイデルベルクへ
ミュンヘンにおける博物館創設は1937年でした。戦争の勃発で1940年に休館となり、同時に所蔵品の疎開計画が立てられ搬出が始まりました。1943年にミュンヘンの博物館の建物は被災し、1950年にバンベルクで博物館は再開され、1957年にハイデルベルクに再移転しました。ドイツ薬事博物館には創設後の20年間に文字通り激動の歴史がありました。
それから何十年もの間、ドイツ薬事博物館はハイデルベルクに置かれ、ハイデルベルク城の雰囲気のある空間で展示を行っています。そして毎年何十万人もの来館者が、薬事史に裏付けられた、世界でも有数の幅広いコレクションに魅せられています。
文献:
S. Buseck, Die historische Apotheke. Das Deutsche Apotheken-Museum und andere pharmazeutische Sammlungen im deutschen Sprachgebiet. Eschborn, 1997.
E. Huwer, Das Deutsche Apotheken-Museum, Regensburg 2016 (3. Auflage)